2025.06.09
6月7日(土)TOHOシネマズ上野にて、アニメ第1話と第2話の先行上映会が行われ、鵺野鳴介役の置鮎龍太郎さんが登壇。作品の見どころを語るトークを行いました。また、本作の主題歌情報もこの日初解禁となり、オープニングテーマを手掛ける「-真天地開闢集団-ジグザグ」がサプライズで登壇。作品や楽曲の見どころを語りつつも、賑やかな笑いに包まれたステージが展開しました。
『地獄先生ぬ~べ~』は、鬼の手を持つ霊能力教師・鵺野鳴介(ぬえの・めいすけ)こと“ぬ~べ~”が、妖怪や悪霊の脅威から生徒を命がけで守る学園ヒーローアクション作品。前作のアニメから劇場版やOVAを経て、実に26年ぶりの新アニメ化となりました。
初お披露目となったアニメ本編の上映後、ぬ~べ~役の置鮎さんが登壇。集まった会場のファンから温かな拍手で迎えられました。早速、置鮎さんに、完成した映像の感想を伺うと、「1年前に新アニメ化が発表され、収録も1年前に始まり、ようやく皆さまにお披露目することができました。最初にアフレコしたアニメ(平成版アニメ)とは時代も変わり、新たに映像化できたことが嬉しいです。いつかまた演じられたらいいなという淡い希望を持っていたので、とても楽しく演じることができました。」と率直な感想が語られました。
また、序盤の物語では、ぬ~べ~と、謎の美青年・玉藻との激突が早くも描かれるのですが、玉藻を演じる森川智之さんも、同じく平成版からの続投となります。久しぶりに、森川さんと掛けあってみた感想を尋ねると、「他の作品でも何度か共演する機会がありました。森川さん自身も、今でも一線で活躍されている方なので、なんの不安も無く演じることができました。平成版でも玉藻とはバトルをかなりしていて、ぬ~べ~自身もボロボロになり、僕自身もアフレコ時に疲弊していましたが、本作の2話でも、コンディションを維持するのがなかなか大変でした。」と収録時の印象を語りました。
また、イベントでは、ファンが楽しみにしていた最新情報が続々と発表となりました。
新ビジュアルが解禁となり、ぬ~べ~と玉藻が激しいバトルを繰り広げる迫力のビジュアルがお披露目となりました。続けて、バトルシーンをふんだんに取り入れた新PVが解禁。置鮎さんに映像の感想を伺うと「かっこいいです。前作でも参加されている加々 美(高浩)さんが、今作ではアクション監督で参加されています。アクションシーンにも注目してほしいです。」とコメント。また、PVでは新たな妖怪の姿も映し出されており、平成版では映像化できなかった「てけてけ」も登場するという。原作漫画での「てけてけ」の不気味で強烈な印象についても話が及んだ。置鮎さんは、今回の新アニメの映像について、「新しいチャレンジをしていると思う。今回、イベントに向けて完成映像を見せて頂きましたが、深夜に相応しい怖さとアクション要素が含まれているので、ぜひ楽しみにしてほしいです。」と映像への自信を覗かせました。
また、主題歌情報も解禁となり、オープニングテーマは、「-真天地開闢集団-ジグザグ」が歌う「P0WER-悪霊退散-」、そして、エンディングテーマは、「Chilli Beans.」が歌う「ひまわり」に決定したことが告げられました。そして、オープニングテーマを手掛ける「-真天地開闢集団-ジグザグ」がサプライズゲストとして登壇。ボーカルの命 -mikoto-さん、ベースの龍矢 -ryuya-さん、ドラムの影丸 -kagemaru-さんらメンバー3人がステージに現れ、「愚かなる者共よ!「-真天地開闢集団-ジグザグ」だ!」と迫力の挨拶でステージを盛り上げました。
ここからはジグザグも交え、作品に関するさらなるトークが展開。早速、ジグザグのメンバーに本編を観た感想を尋ねると、命 -mikoto-さんは「本当にワクワク、ハラハラしました。令和版だという感じもしました。」と興奮気味に語り、自身は今年2才だという設定を前置きしつつも、「(前世の)小学生の頃、たくさんアニメを観た記憶が遡り、感動しました。」と語ります。龍矢 -ryuya-さんは「アクションシーンやバトルシーンのスピード感があり、盛り上がりました。ぬ~べ~も好きですが、玉藻先生もカッコよかったです。」とコメント。そして、影丸 -kagemaru-さんは「1話と2話で、すでにたくさんの場面で鵺野先生の言葉が刺さるなと思いました。続きが早く観たいです!」とそれぞれの視点から作品の印象が語られました。
置鮎さんは、本作のオープニングテーマについて、「カッコよくて、キャッチーで、とてもわかり易い。新しい『ぬ~べ~』の世界観にぴったりで、ワクワク感が感じられました。」と感想を語ると、ジグザグのメンバーも嬉しそうな様子で感謝の言葉を綴りました。
さらに、命 -mikoto-さんには、楽曲制作の際に大事にしたイメージを伺うと、「ぬ~べ~は、かっこよくて優しくて強い。愛があふれているように感じたので、そんなイメージとあわせて、愛や優しさ、力強さといった普遍的なイメージを歌詞にも込めました。また、平成版を彷彿とさせるような部分もオマージュとして加えているので、そんなところも感じてほしいです。」と楽曲への思いを語りました。
また、主題歌に登場する「悪霊退散!」というキャッチーなフレーズについて、命 -mikoto-さん自らが考えたという振り付けを披露。会場の観客とともに、曲にあわせて振り付けのパフォーマンスを楽しむ場面も見られました。
さらに、このフレーズにあわせて「最近、“悪霊退散”したくなったこと」を登壇者に伺うと、置鮎さんは「食欲を止めてほしい!」と懇願。そこで会場全員で再び「悪霊退散!」と、置鮎さんの食欲を鎮めるための除霊を行いました。続く命 -mikoto-さんは「車を売ったと思っていたら、知らないおじさんにあげていた。」という、まさかの出来事を告白。龍矢 -ryuya-さんは、そそっかしいところがあるらしく、「忘れ物が多く、ホテルに鍵を忘れたり、レジ前で小銭をばらまいたり…」と自身の悩みを告げました。そして、影丸 -kagemaru-さんは「タイでお守りを買ったのですが、視える人から視ると、とてもヤバい品だったらしく、今、毎日清めのお香を焚いています。」と語り出すと、不穏な空気感が漂い、周りからも「パンチがありすぎ」「怖いです」などの声が上がり、会場が笑いに包まれました。
様々なトークが飛び出したステージの最後に、登壇者から感謝のメッセージが贈られました。
置鮎さん「『ぬ~べ~』は、初めてTVシリーズで主人公を演じさせて頂いた思い出深い作品です。自分の中でも、一生忘れられないような作品だと思います。今回、映像を作ってくださったスタッフの皆様、支えてくださるたくさんの皆さまのおかげで、この作品が成り立っています。これからも皆さんのお力を借りて、盛り上がって頂き、この先も繋がっていけたらと思います。」
命 -mikoto-さん「このような機会を頂き、ありがとうございます。『ぬ~べ~』は思い出深いアニメで、まさか自分がオープニングテーマを担当できるとは思っていなかったです。『ぬ~べ~』と一緒に、主題歌も覚えて頂けたらと思います。」
龍矢 -ryuya-さん「素晴らしい作品のオープニ ングテーマを担当させていただき、ありがとうございます。毎週楽しみに、皆さんと一緒にSNS等でも感想で盛り上げていけたらと思います。」
影丸 -kagemaru-さん「このような機会を頂けて嬉しいです。26年ぶりのアニメ化で、時を超えて主題歌を担当させていただくことを光栄に思っています。皆さんとぜひ盛り上げて、再熱させていきたいと思います。」
また、イベント最後には、置鮎さんより、「我が左手に封じられし“鬼”よ、今こそ、その力を示せ!」というぬ~べ~の決め台詞が高らかに叫ばれ、イベントは大盛り上がりでその幕を閉じました。
【『地獄先生ぬ~べ~』舞台挨拶付き先行上映会】
◆開催日:6月7日(土)
◆会場:TOHOシネマズ 上野
◆出演:置鮎龍太郎(鵺野鳴介役)、-真天地開闢集団-ジグザグ(命 -mikoto-、龍矢 -ryuya-、影丸 -kagemaru-/OP主題歌アーティスト)